Happy Holidays

ロックフェラーセンターより(2008)


ディズニーワールドより

おまけ。ランダムに目に付いたやつを少々。


以下、どうでもいい薀蓄。
Have Yourself A Merry Little Christmasの歌詞裏話。ここには書かれてないけど私がどこかで聞いた話では、Judyが歌詞の変更を申し出るときのニュアンスがもう少し柔らかくて、いたいけな子供に対してこんな歌詞(改定前のオリジナル)を歌いかけたら観客に鬼かと思われるじゃない!(正確な表現はうろ覚え)と冗談めかして抗議したらしい。→http://victorian.fortunecity.com/rodin/485/have.html
一応Wikipediaによる解説も。日本ではそれほどメジャーじゃないかもだけどアメリカではとってもポピュラーなクリスマスソング。オリジナルの歌詞がフル掲載されてるけど、確かにこれは…。この歌詞だったら後世に残る曲にはならなかっただろうなー。→http://en.wikipedia.org/wiki/Have_Yourself_a_Merry_Little_Christmas
対訳を幾つか見たけど、「Have Yourself A Merry Little Christmas」ってタイトルは日本語に直すとしたらどうすべきなのか、難しいなーと思う。一応辞書を引くとhave oneselfで「〜を楽しむ」という意味があるみたいだけど、そのまま対訳として使うのには抵抗が…。私の勝手な解釈では、大勢で分かち合うんではなくひっそりと…というイメージ。映画の場面からの連想でもあるんだけど、次のクリスマスは慣れ親しんだ友人たちと過ごすことはできないかもしれない、だからといってクリスマスを祝えないわけじゃなくて、賑やかなパーティーはできなくても、心の中でそっと祝おう、そんな感じかなあ。ちなみにDavidが歌ってるのはSinatraバージョン。
Judyバージョン。映画「若草の頃」のワンシーン。

Sinatraバージョン。

唐突にBing Crosbyも。すいません、趣味に走ってます。歌詞はJudyバージョンとSinatraバージョンが混じってる。

AI卒業生を見ていると敬虔なクリスチャンという人も多いけど、Davidはあまりそういう素振りを見せたことがない。Jewishな人もいるけど、Davidはそういうわけでもなさそうだし。個人的な事情もあるだろうし詮索する気もないけど、そのDavidがあのクリスマスギグで歌ったのがこの2曲だったところがなるほどねーという感じだったのでちょい勝手に思うことなど。
Happy Christmasは有名な曲だし歌詞は調べたらすぐわかると思うけど、タイトルに括弧してWar Is Overとなってることからも明らかなように、単純にクリスマスを祝う曲ではない。HYAMLCも上に載せたリンクを見てもらったらわかるけど、ちょっと複雑な背景があるよね。この時期のDavid周辺がどういう状況だったかを思えば、この曲を選んだ理由も想像できるなーと。勝手な推測だけど。ロック系の歌手が好んで取り上げるクリスマスソングは他にもあると思うけど、特にこの2曲だったところにDavidの裏の気持ちを考えてしまうのです。
余談ついでに無駄知識。アメリカでポピュラーなクリスマスソング(賛美歌的なものではない曲)は作者がユダヤ系の人というのが結構多いらしい。最も有名なホワイトクリスマスの作者はユダヤ系移民だし。もともと20世紀前半〜中盤に活躍したポピュラー畑のソングライターにユダヤ系の人が多いというのもあって、結果的にそうなってるだけだと思うけど、面白いものだなーと思う。ユダヤ系でもクリスチャンはいるかもしれないけど詳しいことは知らない。
前にもどっかに書いた気がするけど、「クリスマス」って名前の由来はキリスト教だけど、大元を辿ると冬至のお祝いみたいなもんだったらしいし、新しい年の始まりを祝うときだと思えば宗教に関係なく雰囲気を味わうこともできると思うんだよな。私の家は一応クリスチャンらしいけど全然教会にも行かないし私自身も神の教えを信じてるとか全然ないけど、もっと根源的なところでクリスマスは好き。この気持ちって何なんだろうなあ。
参考までに。
オーソドックスな説明。→http://c-cross.cside2.com/html/e10ku001.htm
異教の話が詳しく。古代における冬至の意味合いとか。→http://www.din.or.jp/~charade/admins/14.html
上には書いてないことも少し。→http://www.nunochu.com/bible/christmas/trivia.html
私は昔読んだ本でこの話を知ったんだけど、どんな本だったかは忘れた。図書館で借りたことだけは覚えてる。